私の通っている大学はライン川流域のケルンにあります。ケルンはゴチック様式の大聖堂が有名で、古くはローマ時代に遡る歴史の古い街ではありますが、一方でドイツのメディアの中心と呼ばれています。
私は、工科大学のデザイン科に在籍していますが、そのなかにはグラフィック科等のカテゴライズはなく、すべて幅広く主にコンセプトを重視して勉強していきます。そのため学生は、卒業までに複数の事なる専攻を学ばなくてはいけません。カリキュラムとしては、プロジェクト、講義、実技演習、それに加え週に2回特別講師を迎えての講義があります。デザイン科は三百人位で教授も十人位と小規模です。そのうち外国人は十〜二十人ほどでしょうか。英語の授業もあり、またドイツの学生は皆英語を話せるので、外国人を受け入れる態勢は整っていると言えます。ただ、英語で授業をする教授は決まっているので幅広く勉強するにはドイツ語ができるといいと思います。
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