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■藤本和子 「創ることは 心を旅すること・・・」 8期生 絵画学科卒業
 
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 「アトリエ夢空間」は、たくさんの子どもたちの子どもである故の様々な思いの中、魂を磨くための創作の場です。そして,創る喜びを感じ,創造力を養い、あふれる可能性を見つける居場所です。
私は、アトリエという小さな空間の中で差別のない世の中を、芸術という分野で確立、実現していくことを目指しました。
1985年創立以来、たくさんの子ども達が巣立ち、各分野で活躍しだしています。美術大学へ進んだ人。アトリエで障害のある人と接したことがきっかけで福祉関係に進み、アートセラピーとして歩み出した人。医学部に進んだ人。不登校を克服し、カウンセラーとして歩み出した人。そして、障害に負けず、それを糧として自分らしく生きる人・・・・
心に闇をかかえる子が増えるこの時代に美術教育の大切さをより痛感しながら一人、一人の子ども達の心と真剣に向き合っています。

 障害者造形教室「おもちゃ箱」は、造形3年生の時から、関わり始めた知的障害、自閉症(十二歳〜成人)の教室です。彼らの純粋さやエネルギーは、私に「創ることの原点」を教えてくれます。
この教室から,東京都障害者絵画展「最優秀賞」を受賞し、アートパラリンピックで活躍の場を広げ、多くの人に感動を与えている生徒も育ちました。私も一緒にNHKテレビに出演したこともあります。十三歳当所、何もする事が出来なかったこの生徒との出会い(現在二十七歳)は、私に「美術の指導にあきらめはない」ことをおしえてくれました。他に二つの成人絵画教室を指導しています。

 「Friend News」に活動の紹介というお話しをいただいて、私は自らの生き方をこの紙面で話して、後輩の女性達にエールを送りたいと思いました。女性が美術大学を卒業してバリバリ創作していくのもすばらしい。はたまた人を愛し、結婚をし(しなくても)、子どもをもうけたとき、どのように美術家として自己確立をしていけばいいのか・・・悩むことがあると思います。私は1997年卒業し、次々に三人の子が生まれ、核家族で身動きが出来ないくらい忙しい中、描きたい、創りたいと身もだえしながら過ごした日々もありました。それでも、子どもの持つ無垢なエネルギーに、ワクワクする思いがよみがえり、少しずつ仕事を再開しながら創作の場を広げていきました。パートナーの理解、協力も大きかったと思います。
 様々な自己表現で美術を世の中に伝えていく方法があると思います。大学を卒業してからの歩みが重要です。
私は、女性にしか出来ない表現、手段で生きて悔いない世界を見つけていきたいと思っています。

  児童絵画造形教室室
   「アトリエ夢空間」主催
  障害者絵画造形教室
   「おもちゃ箱」主催
  成人絵画教室 指導


2004年5月
【テーゼの軌跡】(仮)展開催予定
2004年9月
【劇団エルドラド】舞台美術創作予定

[E-mail]
yumekukan@Illustrator-web.com
[URL]
http://www.illustrator-web.com/dream/

2003年12月、私の人生最大の恩師、仏像彫刻家 西村公朝氏がお亡くなりになりました。心よりの感謝とご冥福をお祈りいたします。

 

     

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